12月の売上ランキングBEST10を発表します

12月は「パン屋の本屋」の、記念すべき最初の1ヶ月でした。

どんなお客さんに来ていただけるのか、わからないながらに想像して

あれもこれもと並べて、どんな本が手に取っていただけるのかを

レジの中からチラチラと眺め、レジにお持ちいただいた本を見ては

「おお!これかあ!」と心で飛び跳ねていた12月。

そして1ヶ月が経ち、はて、実際によく売れた本ってなんだったんだろう?

とふと思いスリップを整理して

(※スリップというのは、本を販売する際にレジで抜かせてもらってる

短冊状の紙で、本のタイトルとかが書いてあるやつのことです)

何がどれくらい売れたのか集計しましたのでベスト10を発表します!

次に買う本の参考にしていただきたいのはもちろんのこと、

まだお店にいらしたことのない本屋関係の方などは

「ふーんそういう店なのね」と思っていただければ何よりです。

ではさっそく。(10冊紹介するからこのあと長いです!)

・・・・・・・

10位 「動物バトル図鑑 DVD付き」8冊

今泉忠明 監修/学研プラス/2300円

店頭の図鑑フェアで売れていて、ブログでも紹介させていただきました。

男子は動物のバトルが好きという噂はかねがね聞いていましたが

まさかこれほどまでとは。DVDは未見なのですが、図鑑部分もかなり濃密で

特殊な生態や奇抜な技の解説やなどがかなり細かく書き込まれ

ゲームの世界をはるかに凌ぐ闘いがいきいきと広がっておりました!

 

9位「かおノート モンスター」8冊

tupera tupera 作・絵/コクヨ/1000円

こちらは絵本というよりは遊ぶ本。

無地の顔の輪郭(?)ページと、目・鼻・口のたくさんのパーツシールが

用意されていて、ふくわらい的な感覚でそこに顔を貼っていきます。

これがたのしい。なんかたのしい。サンプルをもらったので

お客さんがいない時間にふと始めたらあまりに楽しすぎて、5ページ分

完成させたところで我に返りました。それくらい夢中になれる本です。

 

8位「かがみのサーカス ―かがみのえほん」8冊

わたなべちなつ 作/福音館書店/1500円

はじめてページを開いた瞬間から思いきり惚れこんでしまって

「絶対今年のクリスマスはこの本をたくさん売る!」と

3秒で心に決めた、大好きな鏡じかけの絵本です。

鏡面でできているページにイラストが写りあってはじめて完成する世界。

精密なCGよりも、こんなシンプルでアナログなしかけのほうが

強く心を持っていかれます。

 

7位「はらぺこあおむし」 9冊

エリック・カール作 もりひさし訳/偕成社/900円(別サイズもあり)

あまりにも有名な名作中の名作絵本。

美しい色彩、シンプルだけど大切なことを教えてくれるストーリー、

あおむしが食べたものに穴が開いて、そこからあおむしが出てくる

かわいい仕掛け。これからも長く売り続けたい本のひとつです。

 

6位「なりきりえほん④ おめん」 10冊

わだことみ作 ささきようこ絵/ポプラ社/450円

「いないいないばあ」の応用としての遊びツールの本。

半円形に目と持ち手のための穴が開いたデザインはまさに発明だと

思います。いろんな動物の顔に変身することができます。

ちなみに、店頭でもお子さんがよく親御さんに向かってやっているところを

見かけましたが、みんな絵の方を自分側にしているので

めくってもめくっても親が見ている方の絵が変わらず

ざんねんなかんじになってるのがかわいかったです。

 

5位「ノラネコぐんだんパンこうじょう」 10冊

工藤ノリコ/白泉社/1200円

ネコたちのかわいさと悪さに思いっきりやられてしまう絵本です。

やつらの悪行をごぞんじの方ならもうおわかりかと思いますが

↑もう2ページ目のこの時点で嫌な予感しかしないのです。

《侵入→悪ノリ→爆発→正座(かたちだけの反省)》という

いつもどおりのコンボ技が今作でもギンギンに冴えまくってます。

パン屋の本屋でパン屋の絵本が売れるのはなんともうれしいです。

 

4位「ぼくのにゃんた」 10冊

鈴木康弘/ブロンズ新社/1200円

こちらは店内でも「2016年のベスト絵本」と謳って、たくさん積ませて

もらっていた本です(ちなみに正確に言いますと2016絵本個人的ベストは

ヨシタケシンスケの「このあとどうしちゃおう」も同列で1位です)。

にゃんたはにゃべ(鍋)まにゃいた(まな板)、果ては

ニャワー(シャワー)やニャイフォン(iPhone)に変身して

いつもそばにいてくれるぼくの大切なともだち。

99%のかわいさの中に1%の切なさが光る名作です。

 

3位「つくおき 週末まとめて作り置きレシピ」 12冊

nozomi/光文社/1300円

ここにきてやっと児童書・絵本以外の本の初ランクインです。

世間的にもそうとう売れている本だと思いますので

ここであえて紹介することもないのでしょうが、実際問題

ほんとに使いやすくて便利で優秀な本だなあと思います。

どれもおいしそうだし何日も保存できる、しかも何日持つのか書いてあるし

冷凍できるか、お弁当向きなのか、1食いくらなのかが一目でわかる。

実用性のかたまりみたいな本です。さすがとしか言えないすごい本。

 

2位「パンのおうさま」 18冊

えぐちりか/小学館/1100円

これぞまさに「パン屋の本屋」のためのパンの本!

食パンの形、しかもほとんど実物大、そしてほとんど同じ厚み…

の、とってもかわいい本です。

お話もとてもよくて、すべてのパン好きが共感することまちがいなし。

ひぐらしベーカリーのパンとセットで

プレゼントやお土産にしていただくのもおすすめです!

 

そして、気になる1位は……!

 

「まだまだ知らない 夢の本屋ガイド」 19冊

(花田菜々子+北田博充+綾女欣伸/朝日出版社/1600円)でした!

(……はい、というわけで、すみません、

『さんざん前置きしておいて最後自分の本の宣伝か!』と

怒られそうではありますが数字は改ざんしてません!神に誓って)

 

実はわたし、去年の11月に本を出させていただいておりました。

これは、全国のおもしろい書店員さん20名にご協力いただき

「こんな本屋があったらおもしろい!」というアイデアを

あたかも実在する本屋のように紹介していただいた

架空の本屋のガイドブックなんです。

自分で言うのもなんですが、どの本屋も、すべてがハズレなく面白く

「これはすごい!行ってみたい!」と思う夢のような本屋ばかり。

 

12月はご近所のみなさんだけでなく、

本屋めぐりが好きなお客さまにも多くご来店いただいたように思います。

そんな本屋ラヴァーズのお客さんや「この店で買うと決めてました」とまで

言ってくださるお客さんも! たくさんの方にお買い上げいただきました。

 

空想の本屋めぐりも、きっと楽しい旅になると思います。

もし「本屋」や「妄想」がお好きでしたら

一度店頭で手に取ってみてください!

 

・・・・・・・

というわけで、いかがでしたでしょうか。

「パン屋の本屋」の12月ベストテン。

1月以降も、お店で、はたまたこのブログで、

どんどんおすすめの本をご案内できればと思っております。

引き続きよろしくお願いします!