おすすめの本、話題の本、売れてる本(2017.5 大人編)

パン屋の本屋のおすすめ本、話題の本、売れている本を

不定期で紹介していきたいと思います!

 

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まずはこちら。

「家を せおって 歩いた」村上慧/夕書房

個人的に、最近読んだ中でいちばんおもしろかった本です。

若き現代芸術家が、発泡スチロール製の「家」を背負って

日本じゅうを歩いて旅した1年間の日記。

この試み、そしてこの日記がひとつのアートとして成立していながら、

ただの旅の記録としても面白く、今の日本を知る手がかりとして、

また他人とのコミュニケーションについて

考えさせてくれる本でもあります。

アートといっても決して難解なものではなく、単純に文章が面白くて

ワクワクしながらこの旅の楽しさに引き込まれるように

夢中で一気読みしてしまいました。

 

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又吉直樹さんの新刊がついに発売になりました。

「劇場」(又吉直樹/新潮社)

発売日を待ちわびていた方も、買おうかどうしようか

まだ迷っている方もいらっしゃるでしょうか。

当店でも売れております。もちろん世の中的にも売れているようですね。

ほとんどご自身がモデルと思われるような

「ろくに働きもせず、えらそうなことばかり言って、

女性とはまともにコミュニケーションも取れない」劇団員の主人公。

何でも許してくれる彼女に甘えて「ヒモ」のような生活を続け、

焦りと苛立ちからどんどんいびつになっていく関係を

息苦しくなるような筆致で描いています。

 

この本を読み終えてすぐに思い出したのが

魚喃キリコの「南瓜とマヨネーズ」(祥伝社)。

こちらは「養っていく」側、女性の視点から

恋愛と依存、夢とあきらめを描いた1999年の漫画ですが

物語の舞台が下北沢であることも含めて非常にリンクしています。

テーマはほぼ同じと言っても過言ではないように感じました。

「劇場」ではあまり描かれなった女性の気持ちは、

こんな感じなのかもしれない…と思いながらつい読み返してしまいました。

こちらは今年の11月に臼田あさ美さん主演で映画が公開されるとのこと。

気になる方はぜひ2冊まとめて手に取っていただきたいです。

 

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最後に実用書です。当店で今いちばん売れている料理本です。

「からだが喜ぶ! 藤井恵の豆腐レシピ」(世界文化社)

暑い季節、白いごはんでさえももったりと感じるなら

主食をお豆腐にしてみてはいかがでしょうか。

(あ、パンも…いいと思いますけどね……それはさておき)。

さっぱりで、栄養も豊富で、美肌やダイエットの効果もあり。

豆腐をおいしく食べるための水切りのコツから

のっけやっこのバリエーション、豆腐を使った炒め物やどんぶりまで

幅広いレシピが紹介されています!ほんとにどれもおいしそう。

 

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いかがでしたでしょうか。

気になる本がありましたら、ぜひパン屋の本屋にのぞきに来てください。