夏はやっぱりこわい本【こども向け】

梅雨のさなかですが、最近は暑いようなぬるいような夜も多く

ついクーラーをつけてしまうこともあります。

こんな季節に読みたい本といえば、やっぱりこわい本。

こわいのはきらい、というお子さんもいらっしゃいますが

それ以上に怖い本、怖い話が好きなお子さんもけっこういます。

当店でもいろいろ入荷していますが、特にオススメの

3冊をご紹介します。

 

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①きもだめし  (新井洋行/講談社/1100円)

1歳くらいからお楽しみいただけそうな

シンプルなしかけのこわ~い本。

顔を隠した日本のおばけたち。しかけをめくると

一つ目だったり、首がびよーんとのびたり。

怖がりのお子さまには決して与えないでくださいね……。

 

②いるのいないの  (京極夏彦作・町田尚子絵/岩崎書店/1500円)

京極夏彦をはじめ、恩田陸、小野不由美など

大人向け怖い話の一流作家が競演する豪華なシリーズ、「怪談えほん」。

その中でもとびっきりの不気味さとインパクトで

一度読んだら忘れられないのがこの本。

古いおばあちゃんの家で暮らすことになった少年は

天井の梁の暗がりに誰かがいるような気がして……。

「いる」怖さではなく、「いるかもしれない」怖さを

町田尚子さんの絵がさらに盛り上げます。

いるかいないかは最後のページまでわかりません。

くれぐれも油断なさいませんように……。

 

③ようかいりょうりばんづけ  (澤野秋文/佼成出版社/1300円)

うってかわって、こちらは楽しい妖怪のお話。

 

人間と妖怪がいっしょに住んでる世界(ただし人間は気づいていない)で

ミシュランのようなグルメガイド「ようかいりょうりばんづけ」

の調査員をしている妖怪たち。

ふと入った人間界のボロボロの豆腐屋はいかにも流行ってなさそうですが

「ざらざらで、きしきしで、すっごくおいしい!!」

ばんづけで紹介されるとたちまち妖怪たちの行列ができ、

お店は大繁盛!!ところが……。

 

人間と妖怪の味覚の差や、妖怪たちのおいしさの表現が

いちいち笑わせてくれるユーモア絵本。

人間と妖怪が知恵をきかせて共存する世界も素敵です。

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うちのパン屋も昼は人間のみなさまにお越しいただき

ふわふわ、もちもちのパンをお買い上げいただいていますが

夜中になるとぼそぼそ、ぱさぱさのパンを買いに

人間以外のなにかがずらりと並んでるのかも……?

 

もし夜中に行列を見かけたら妖怪に変装して並んでみてくださいね!